2026-10

世界経済

サウジの大型投資会議、2027年に延期

サウジアラビアの投資会議「フューチャー・インベストメント・イニシアチブ(FII)」が、10月26~29日に予定していた開催を2027年に延期した。主催者は新日程を後日発表するとしている。イエメンのフーシ派によるサウジ国内への攻撃が続く中、延期は同国の安全環境と海外投資誘致への影響を示す動きとなった。
AI・テクノロジー

JAXA、火星衛星探査機MMXを打ち上げ

JAXAは10月20日午前4時41分、H3ロケット10号機で火星衛星探査機「MMX」を種子島宇宙センターから打ち上げた。機体は約1時間11分後にロケットから正常に分離し、軌道投入された。MMXは火星の衛星フォボスなどを探査し、表面試料を採取して地球へ持ち帰る計画で、実現すれば火星圏からの初のサンプル回収となる。帰還は2031年を目指す。
国際情勢

日米大規模演習、南西諸島で開始 長射程ミサイルも展開

日米の共同統合演習「キーン・ソード27」が10月19日、全国各地で始まった。29日まで、自衛隊約4万5000人と米軍約1万2000人が参加し、南西諸島の防衛や陸海空の作戦に加え、宇宙・サイバー分野なども訓練する。与那国島には自衛隊の25式地対艦誘導弾や米軍のミサイル・防空システムを展開。実射は予定されていない。
国際情勢

ハイチで国際治安部隊に襲撃、エルサルバドル兵4人と連絡取れず

ハイチの首都ポルトープランス近郊で10月18日、武装集団が国際ギャング掃討部隊(GSF)の装甲車を襲撃した。エルサルバドル軍によると、乗っていた隊員4人は燃える車両から脱出したが、戦闘が続き連絡が取れていない。部隊は陸空から捜索を続ける。国連安全保障理事会は19日にハイチ情勢を協議する予定で、部隊の安全と作戦への影響が焦点となる。
エネルギー・資源

インドネシア干ばつ、パーム油の輸送と生産に影響

インドネシア西カリマンタン州では、エルニーニョに伴う干ばつでカプアス川の水位が低下し、パーム油を運ぶバージ船の航行が滞っている。加工油を出荷できず貯蔵タンクが満杯となった搾油工場は、農家からの果実購入を減らし、収穫物が売れない事例も出ている。業界団体は2026年の国内生産見通しを下方修正した。
世界経済

日銀総裁、基調インフレは2%目標に近いと表明

日銀の植田和男総裁は10月19日、基調的な物価上昇率は2%の目標に「かなり近い」と国会で述べ、物価を目標近辺に定着させる重要性を強調した。中東情勢による原材料高に加え、雇用の逼迫や世界的なAI需要も国内の物価上昇圧力になっているとの認識を示した。10月末の金融政策決定会合を前に、追加利上げの時期を巡る発言として注目される。
世界経済

中国の7~9月GDP、4.5%に持ち直し

中国国家統計局は10月19日、2026年7~9月期の実質GDPが前年同期比4.5%増だったと発表した。4~6月期の4.3%から加速し、市場予想も上回った。輸出や製造業が成長を支える一方、1~9月の固定資産投資は前年同期比7.2%減、不動産開発投資は20.6%減と内需の弱さが残る。日本企業の中国向け販売や競争環境にも関わる数字だ。
エネルギー・資源

中国、太陽光製造技術の輸出規制を提案

中国政府は10月16日、太陽光発電やAIなど計40の技術を対象に、輸出禁止・制限を設ける案を公表した。太陽光関連では、ペロブスカイト型やタンデム型電池の製造技術など12技術が対象。完成した太陽光パネルではなく、製造ノウハウや関連技術の移転を規制する案で、意見募集は11月15日まで続く。日本企業の海外生産計画や次世代技術の調達への影響が焦点となる。
エネルギー・資源

オマーン湾でタグボート被弾、航行リスク続く

英海事当局UKMTOは10月18日、アラブ首長国連邦東岸のホル・ファッカン北東で、南下中のタグボートが正体不明の飛翔体2発を受けたとの報告を公表した。1人が軽傷を負い、船体にも損傷が出たが、船は航行を続けている。ホルムズ海峡周辺ではタンカーへの攻撃報告も続き、原油輸送の安全確保が課題となっている。
国際情勢

カナダ軍基地で火災、隊員4人死亡

カナダ・アルバータ州のカナダ軍基地ワインライトで10月17日、訓練区域から火災が広がり、カーニー首相は翌18日、軍人4人が死亡し、数十人が重傷を負ったと発表した。基地と民間の消防・救急隊が対応し、原因は調査中。軍はテロを示す情報はないとしている。