国際情勢

国際情勢

G20外相会合、対立深まり共同声明見送りへ

米アトランタで開かれたG20外相会合は10月31日、ロシアのウクライナ侵攻などをめぐる溝が埋まらず、共同声明を出さず議長声明にとどめる見通しとなった。日本は米国、豪州、インドとの外相会合も開き、ホルムズ海峡などの航路の安全や重要鉱物を含む供給網を協議。多国間協調の難しさと、日本の経済安全保障上の課題が同時に浮き彫りになった。
国際情勢

仏で生活費・教育めぐる抗議、各地に広がる

フランスで10月31日、生活費の上昇や教育環境への不満を訴える抗議デモが3週連続で行われ、各地に約7万人の警察官・憲兵が動員された。パリでは行進ルートが中心部から郊外へ変更され、夜間の外出制限も実施。若者主導の抗議はドイツなどにも広がっており、社会不満が欧州各国の政治や経済運営に与える影響が焦点となる。
国際情勢

米、ウクライナ向けパトリオット500発の売却承認

米国務省は10月30日、ウクライナにパトリオット迎撃ミサイル500発を約21億ドルで売却する案を承認した。購入費はカナダ、ドイツ、ノルウェーなどの支援で賄う。ゼレンスキー大統領は歓迎する一方、製造・納入には数年かかる恐れがあるとして、冬の攻撃に備え既存在庫からの早期供給を求めた。ロシアのエネルギー施設への攻撃が続く中、承認が直ちに防空力の強化につながるかは不透明だ。
国際情勢

コンゴ民主共和国のエボラ死者、5,000人超に

コンゴ民主共和国(DRC)の保健当局は10月30日、エボラ出血熱の累計死者が5,026人、感染確認が1万351人に達したと発表した。致死率は約48.6%。流行は8州に広がり、ケニアやナイジェリアでも関連症例が報告されている。原因のブンディブギョウイルスには承認済みのワクチンや特異的治療薬がなく、感染拡大の抑制が課題となっている。
国際情勢

茂木外相、ラブロフ氏に邦人記者の即時解放要求

茂木敏充外相は10月30日、G20外相会合が開かれた米アトランタでロシアのラブロフ外相と会談し、サハリン州で拘束された日本人記者の即時解放を求めた。ウクライナ情勢も協議し、ロシアに公正で永続的な和平へ向けた行動を促した。両政府は厳しい関係の中でも意思疎通を続けるとしている。
国際情勢

ウクライナ中部の駅にロシア無人機、14人死亡

ウクライナ中部ドニプロの鉄道駅で10月29日、ロシアのジェット推進無人機が旅客列車の停車するホームを直撃し、少なくとも14人が死亡、14人が負傷した。ウクライナ当局によると、別の都市でもミサイルや無人機による死傷者が出た。南部オレシュキー周辺では人道支援のための局地停戦が続く一方、他地域で攻撃が止まらず、戦闘と限定的な休戦が並行している。
国際情勢

北朝鮮、無人機や巡航ミサイルの実演を公表

北朝鮮国営メディアは10月30日、金正恩総書記が無人航空技術の展示を視察し、攻撃型無人機や巡航ミサイル、600ミリ多連装ロケット砲の実演を行ったと報じた。金氏は無人機技術の急速な拡大を指示。前日の短距離弾道ミサイル発射と合わせ、無人機やAIを取り入れた軍備強化を示す動きとして、日本周辺の安全保障上の警戒が続く。
国際情勢

ホルムズ海峡で船舶火災、乗組員は避難

オマーン北部ハサブ沖のホルムズ海峡で10月29日、船舶が火災の後に沈没した。英国海事機関UKMTOによると、地域当局は船を伝統的な木造船ダウと確認し、乗組員は全員避難した。事故原因は公表されていない。日本の原油調達にも関わる海峡周辺で船舶の安全確保が改めて課題となる。
国際情勢

北朝鮮、短距離弾道ミサイル約10発を発射

北朝鮮は10月29日、東岸の元山付近から短距離弾道ミサイル約10発を東方の海域へ発射した。韓国軍によると、飛行距離は約250キロ。日本政府も発射を確認し、ミサイルは日本の排他的経済水域(EEZ)外に落下したとみられる。南北の軍事境界線をめぐる緊張が続くなか、日米韓の情報共有と警戒が続いている。
国際情勢

米国防総省、軍の作戦計画トップを解任

米国防長官のピート・ヘグセス氏が、統合参謀本部で戦略・計画・政策を担うJ5部門のトップ、ブレット・シルビア陸軍中将を解任した。後任は直ちに決まっておらず、解任理由も公表されていない。トランプ大統領が対イラン軍事行動の再開を検討し、米軍が中東に空母や部隊を増派するなか、作戦立案の中枢で起きた交代が注目される。