中東情勢

国際情勢

米軍、ホルムズ海峡のイラン領を攻撃

米軍は11月2日、ホルムズ海峡に面するイランのケシュム島で限定的な攻撃を実施した。米当局者は、米軍資産を狙うイラン側の防空ミサイルへの「防御的措置」と説明し、大規模作戦の再開ではないとしている。一方、米イラン間の仲介協議は続くものの合意には至らず、攻撃と外交が並行する不安定な状況が続く。原油供給や海上輸送への影響が懸念される。
エネルギー・資源

OPEC+、12月の原油生産目標を据え置き

OPECとロシアなどの産油国でつくるOPEC+の7カ国は11月1日、12月の原油生産目標を9月の水準で維持すると決めた。米イラン戦争に伴う輸出の混乱が続き、湾岸産油国の多くは目標を下回る生産にとどまる。供給目標を増やしても実際の輸出増につながりにくい状況が続く中、日本の原油調達や価格への影響が注目される。
エネルギー・資源

イラン、ホルムズ海峡再開へ2日案を提示

イランのアラグチ外相は10月31日、カタール仲介の協議で、米国がイラン側の条件を受け入れればホルムズ海峡を2日以内に再開する案がまとまったと説明した。イラン代表団はドーハで協議を継続。米国は攻撃再開を決めておらず、合意や航行再開が実現したわけではない。原油輸送の要衝をめぐる交渉は、緊張緩和と供給不安の双方を左右する。
国際情勢

イスラエル総選挙、両陣営とも過半数届かず

イスラエルで10月27日に行われた総選挙は、28日朝までの集計・出口調査でネタニヤフ首相陣営と野党陣営の双方が、議会120議席の過半数に必要な61議席に届かない見通しとなった。投票率は77.7%と1999年以来の高水準。アラブ系政党が連立協議の鍵を握る可能性があり、組閣交渉の長期化も見込まれる。
エネルギー・資源

サウジ、フーシ派のミサイルと無人機を迎撃

サウジ主導の連合軍は10月27日、イエメンのフーシ派がサウジ東部に発射した弾道ミサイル3発と、南部に向かった無人機4機を迎撃したと発表した。リヤドでも爆発音が確認され、当局はミサイル2発の撃墜を発表。攻撃による被害は報告されていない。サウジの原油施設や周辺の海上輸送への脅威が続き、日本のエネルギー調達にも影響が及ぶか注視される。
国際情勢

イスラエル総選挙始まる、ネタニヤフ政権の継続が焦点

イスラエルで10月27日、国会(クネセト)総選挙の投票が始まった。2023年10月のハマスによる攻撃と、その後のガザやイランをめぐる戦争を経て、ネタニヤフ首相の指導力が問われる選挙となる。世論調査では同首相陣営とガディ・アイゼンコット氏率いる対抗勢力が接戦だが、どちらも単独で過半数を得る見通しはなく、連立協議が長引く可能性がある。
自動車・モビリティ

フーシ派攻撃でリヤド便の86%が欠航

イエメンのフーシ派による攻撃を受け、サウジアラビアのリヤド空港では10月8~25日に予定された便の約86%、4,071便が欠航した。ロイターが航空データ会社シリウムの集計として報じた。空港は25日に一部再開したが、サウジ国内の空港全体でも出発予定便の約45%が欠航。日本を含む国際線の運航や、地域の安全保障・エネルギー情勢への影響が続くかが焦点だ。
国際情勢

エジプト議会、サウジ防衛支援を承認

エジプト議会は10月26日、フーシ派の攻撃を受けるサウジアラビアを支援するため、シシ大統領に軍事支援の権限を与えた。APによると、支援には防空システムや航空機の派遣が想定される一方、イエメンへの地上部隊派遣は含まないと地域当局者は説明した。紅海周辺の緊張が高まるなか、エジプトが防衛面で関与する可能性が広がった。
国際情勢

ヘブロンでイスラエル軍作戦、住民の避難続く

イスラエル軍は10月25日、ヨルダン川西岸ヘブロンで大規模な作戦を続け、住民の移動を制限した。23日の銃撃でイスラエル兵2人が死亡、3人が負傷したことへの対応として、逮捕や家屋の取り壊しも進めている。APは数百人の避難を伝え、ロイターは前日、パレスチナ側当局者の説明として約1,200人が家を追われたと報じた。
国際情勢

カタール仲介団がテヘラン入り、米イラン緊張緩和を模索

カタールの仲介団が10月25日、米国と連携した地域緊張の緩和に向けてイランの首都テヘランを訪れた。関係者の説明をロイターが報じ、複数の報道機関が同内容を伝えている。米イラン間ではホルムズ海峡をめぐる対立や軍事行動再開への懸念が続いており、今回の訪問が交渉再開につながるか注目される。